ネットワークを雲にたとえたことや、中身がわからないことなどから
クラウドはなぜ雲と呼ばれるようになったのか。その所以とは?
この本の読者ならコンピューター雑誌などに目を通すことも多いだろう。そうしたとき、きっとサーバーやパソコン同士が雲のようなところを通して情報のやり取りをする図を目にしたことがあるはずだ。もちろん、雲はインターネットを指すのだが、このように広域ネットワークを雲になぞらえる習わしは、コンピューター業界からやってきたようだ。
ではなぜ、雲になったのだろう。察するに、コンピューター技術者はテレコミュニケーション(通信分野)のことがわからない。たぶん、中身がわからないものだから「雲」にたとえたのだろう。ちなみに、中身がわかっている通信業界ではネットワークのことを複雑な「パイプライン」になぞらえていたようだが、最近ではコンピューター業界にひきづられて雲で表すようになっている。もちろん、クラウドコンピューティングのクラウドは、この雲を指す。そして雲は「中身がわからないもの」の象徴として使われている。
つまり、クラウドコンピューティングは中身がわからなくてよいコンピューターというわけだ。もし、ソフトウェアのインストールや更新などにわずらわされなかったら、もしネットワークの設定やハードディスククラッシュなどを気にしなくてよければ、そしてもし、ウィルスやスパムへの対策をしなくて済むなら、私たちは実に気楽にコンピューターを楽しむことができるだろう。そうした難しいことは雲の向こうに隠してしまい、自由気ままに文章を作成したり、電子メールやデータベースを活用したりできる理想郷-それこそがクラウドコンピューティングが目指している世界だ。
ただ短縮URLをたくさん使えばいいというものでは、ありません。サイトの構成も意識し、効率より適所に取り入れることにより効果が得られます。
会社で仕事をしている上司にとって、部下がどれくらい仕事が進んでいるか気になるところです。そういう場合に役に立つのがグループウェアです。このツールを活用することで業務の可視化ができます。
ちなみに、「アンドロイド」はどうだろう。携帯OSは、グーグルにとって重要な戦略だが、携帯電話免許の取得とは次元が違う。通信業界の頂点に立つ事業者にグーグルがなることと、携帯端末のOS供給者としてのグーグルでは、あまりに影響力の差が大きいからだ。
それにしてもグーグルとは幸運な会社だとしみじみ思う。というのも、二〇〇八年九月にはリーマン・ブラザーズの破綻、つづくAIGの政府救済を契機に世界的な不況に入ったため、金融機関や証券市場からの資金調達は困難な状況に陥った。もし同社が免許を落札していれば、資金調達に苦しんでいたことは間違いない。ひょっとすると、設立以来の危機に直面していたかもしれない。どうやら幸運の女神はグーグルを見捨てる気はないようだ。
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